WEB用語集

今さら聞けない「WEB用語集」【CSS（Cascading Style Sheets）】

CSS（Cascading Style Sheets）とはW3Cによる仕様の一つで、
HTMLやXMLなどのタグを使用したマークアップ言語の修飾・表示を指示します。
タグを使用した文章の構造や、
文字の大きさなどのデザインに、
スタイルシートを用いて見た目を指示することで文章の構造と表示を分離することができます。

スタイルシートは主に、2つの実装方法があります。
1、埋め込み型：スタイル属性をタグに実装
2、リンク型：別ファイルに記述し、
そのスタイルを使用するWEBページのヘッダーからリンクで読み込む

リンク型を用いると、
ファイルを更新するだけでリンクされてる共通のページを更新できるため、
メンテナンスが楽になります。
また、メンテナンス性が向上するだけではなく、
サイト内のページに同じ背景やフォントを使用したりと、
統一感を持たせることもできるのです。

さらに、CSSによるSEO対策も可能です。
CSSを利用するとHTML上の表示順位変更ができるので、
表示上は下部にあるものであっても、
記述を上にすることでテキストを強調できます。
他にも、HTMLの情報量が増えると、
強調したいキーワードが認識されにくいなどの問題も、
CSSによるソースの簡素化により対策ができます。

現在はCSSでのサイトの作り込みが一般的となっているため、
以前ほどの優位性はありませんが、
CSSのレイアウトを利用したSEO対策に効果的なページ作りは、
WEB制作には必須といえます。