海外事例に学ぶ集客・売上UP方法byライフエスコート

外れたのにもらえるの??コーヒーショップJavaromaの参加者全員にうれしいSNS活用キャンペーンクイズで楽しんだ後は、コーヒー1杯でみんなを笑顔に。

【この事例から学べること】

・離れつつある顧客を呼び戻す方法
・クーポンの効率的な使い方

このレポートは、海外で現在行われている販促キャンペーンを現地レポーターが実際に参加し、どのようなキャンペーンの流れ、どのような反響を呼んでいるのか等をまとめたものです。日本にいながら、日本では入手できない現地のリアルタイムキャンペーン情報が入手できます。ご興味のある方は、プッシュ通知で購読をお願い致します。

1.Javaromaとキャンペーン概要

【企業名】Javaroma (カナダ/カフェ・ケータリング)
オーロラの街カナダ・イエローナイフのダウンタウンと空港内にあるコーヒーショップ。1996年から地元民に愛され、休憩時間に毎日通うファンも。ドリンクだけではなくフードメニューも充実しており、ミーティングやパーティー用にケータリングも行っている。

キャンペーン名 Chance to win a $10 Gift Card
期間 2018年1月19日~1月26日 18時まで
対象 指定なし
目的 リピーター維持と販売促進
内容 Facebookで簡単な算数のクイズに正解した方の中から10名に、Javaromaで利用できる10ドルのギフトカードが当たる。
対象URL https://www.facebook.com/javaroma1996/

2.赤と黄色で一際目立つ告知投稿

以前からフォローしていたJavaromaのFacebookページ。普段はスペシャルメニューの宣伝や店内で行われるライブのお知らせがメインでしたが、この日はクイズが書かれた投稿があり、友人数名が既にこのキャンペーンに参加していました。

りんご、バナナ、ココナッツが並ぶクイズが表示されており、赤と黄色で目を惹く告知でした。

なので、答えは14です。

バナナ1房が4本のものと3本のものがあるのがひっかけでしょうか。これにひっかかって間違った答えをしている方がいたり、他の人の答えを見て間違えに気付いたのか、答えを変更している人もいました。

3.応募方法はコメント欄に答えを書くだけ!と思ったら…

告知投稿に書かれている通り、クイズの答えをコメント欄に書いてみると、メッセンジャーの方にJavaromaからの自動メッセージを受信し、続きがありました。

ようこそ〇〇。私たちはあなたのコンテスト参加にワクワクしています。「参加します(Participate)」をクリックして、指示に従ってください。幸運を!

「参加します」をクリック

あなたはこのコンテストに参加することにワクワクしていますか?
-はい、もちろん。
-いいえ、気が変わりました。

「はい、もちろん」をクリック

あなたの名前は確かにこの抽選会のリストに入りました。1月26日に当選発表です。幸運を!

コメント欄のみでの応募よりはひと手間かかりますが、クリックするだけですし、メッセージのやり取りの最後にはこれで応募完了したことが確認できたのであとは待つだけです。

4.答えと当選者の発表

当選発表の日に当選者10名の名前、Congratulationsの画像、そして「正しい答えは14です。」とコメント欄に書かれていました。そしてメッセンジャーの方にもメッセージが届いていました。

当選した方へギフトカードを貰うための指示は得に書かれていませんでしたが、個別のメッセージを受け取ったのではないかと思われます。

5.参加者全員へサプライズプレゼント

メッセンジャーで届いた当選発表には、なんと外れた人にもうれしいお知らせがありました。

このコンテストに参加してくれたみんなにフリーコーヒーをサプライズプレゼントすることに決めました。

「続き(Continue)」をクリック

携帯電話のモバイルウォレットへフリーコーヒーカードを送ります。どちらかを選んで下さい。
– iPhoneユーザー
– Androidユーザー

「Androidユーザー」をクリック

あなたのカードを作るために、あなたのメールアドレスを教えてください。

E-mailアドレスを記入

Google Wallet アプリをダウンロードするために、下のボタンを押してください。

「Google Wallet App」をクリックし、携帯にアプリをダウンロード

あなたのカードを添付しました。下記をクリックして、デジタルカードをあなたのモバイルウォレットにダウンロードしてください。
URL
あなたにJavaromaで会えるのを楽しみにしています。

なぜクイズの答えをコメント欄に書くだけではなく、メッセンジャーでのやり取りをするのだろうと思っていましたが、このためだったようです。

6.フリーコーヒーはモバイルウォレット利用

メッセンジャーの指示に従って携帯のモバイルウォレットにフリーコーヒーのクーポンを手にいれることができました。年配の方等には難しかったかもしれませんが、Facebookにはアプリのダウンロードやフリーコーヒーの取得方法が動画で投稿されており、とても丁寧に分かりやすく説明されていました。

有効期限が7日間だったため、すぐに行かなくてはと思わせるクーポンでした。次の日にはコーヒーをいただきに行ってきました。レジで店員さんに携帯を渡し、このクーポンを使って購入することができました。コーヒー1杯3ドル程ですが、うれしいものです。

参加者約270名全員にコーヒーをふるまうなんて、個人経営のカフェではとても太っ腹です。なんだかコーヒーを無料でもらうだけでは申し訳なく、クッキーも購入しておいしくいただきました。そうやってせっかく来店したのだから、コーヒーと一緒に何かを購入した方はたくさんいたのではと想像できます。

数年前からダウンタウン内にはライバル店が数店舗オープンして、昨年は大手のドーナツ屋さんもできました。私たち市民からすれば選択肢が増えてうれしい限りですが、とても小さな町なので、昔からやっている経営者からすれば、お客さんが離れていってしまわないように戦略を練らなくてはいけません。今回のこのキャンペーンはそんな対策の1つだったのではないでしょうか。

私も他の新しいお店だったり、安くコーヒーが飲めるドーナツ屋さんに行くことの方が増えました。そんな時にこのキャンペーンに参加したことで久しぶりに足を運び、昔からよく行ってたこのカフェの居心地よさを再発見しました。

このようにライフエスコートでは、日本にとどまらず世界で実施されているキャンペーンの実態を調査し、オムニチャネルキャンペーンを検討されている企業様へ最新の情報をメールマガジンにてお届けしております。また、実際にキャンペーンを行うにあたって、どのチャネルでどのようにお客様と接点をもつべきなのか、さらにどのようなキャンペーンがお客様の気持ちをワクワクさせるのかなど、弊社では多くの事例をもとに御社に最適なご提案をさせて頂きます。

是非、オムニチャネルキャンペーンをご検討の企業様は、ライフエスコートへお気軽にご相談ください。

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