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【LE通信51号】画素数の大きさ=画質の美しさは比例していなかった!

皆さんは、デジタルカメラを購入する際に重視するポイントはどこですか?

価格.comの調べによると
コンパクトデジタルカメラ、デジタル一眼レフカメラ共に一番声が多かったのは、
画質の美しさ、画素数でした。
今回はカメラの画質、画素数に関してお話させていただきたいと思います。

 

LE通信51号_clip_image001

カメラを購入する際、画素数が多ければ多いほど綺麗な写真aが撮れると思っていませんか?

実は、画質の美しさを決めるのは画素数というよりもイメージセンサー(撮像素子)の大きさによるところが大きいのです。

 

イメージセンサー(撮像素子)とは?

デジタルカメラに内蔵された、を電気信号として蓄える素子のことをイメージセンサーと言います。

デジタルカメラの心臓とも言える部分で、人間の眼で言えば網膜に相当する部分、その性能がデジタルカメラで撮る写真の画質を大きく左右します。

このイメージセンサー見た目は、平らですが、そこにはたくさんの光を受け取る素子が並んでいます。この素子はフォトダイオードと呼ばれ、このフォトダイオードが多きければ大きいほど写真の画素数も多くなるということになります。

 

イメージセンサーにはいくつかの種類がありますが、
代表的な素子としてCMOSイメージセンサーCCDイメージセンサーという方式が主流です。


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シーモスCMOSイメージセンサー(Complementary Metal Oxide Semiconductorの略称)
他方式と比較して製造設備が安上がりなため部分単価が安く、小型化技術も進んでいる事から、現在ではほとんどのコンパクトデジタルカメラやスマートフォンがCMOSを採用しています。
CCDイメージセンサーに比べると消費電力が少ないと言われています。


シーシーディーCCDイメージセンサー(Chage Coupled Deviceの略)
デジタル一眼レフカメラなどに多く採用されています。
CMOSセンサーに比べ高速、感度が高いですが消費電力が大きいと言われています。

 

イメージセンサーの物理的な大きさ(インチ数)も画質を左右する要素となります。
大きいほうが光を多く集められるため写真としての情報量を多く持つことが可能になるからです。

 

イメージセンサーの大きさは、大きくわけると4つの種類があります。



LE通信51号_clip_image002

①フルサイズ(36.0×24mm)
35mmフルサイズのこと。
デジタル一眼レフでは一番大きな撮像素子のサイズになります。
もっとも高画質の写真になり、ボケも他の撮像素子と比較してもよりまろやかで美しい傾向にあります。
欠点は価格が高くなるという点です。

画質を求める、最高のボケを求めるという方はフルサイズが一番おすすめになります。

 

②APS-C(23.5×15.7mm)
一般的なデジタル一眼レフの撮像素子の大きさになります。
フォーサイズやコンパクトデジタルカメラの撮像素子などに比べても大きくより綺麗な画質が得られます。
ボケもコンパクトデジタルカメラなどとは比較にならないほど綺麗に出ます。

 

③フォーサイズ(17.3×13.0mm)
オリンパスとコダックが提唱した規格。
APS-Cに比べて撮像素子は小さいですが、その分コンパクトなカメラになるという利点もあります。
マイクロフォーサイズも撮像素子のサイズは一緒になります。
マイクロフォーサイズとの違いですが、マイクロフォーサイズではレンズマウント径がより小さくなり、フランジバック(レンズマウントのマウント面から撮影素子までの距離)も短くなります。
そのため、カメラのボディもフォーサイズに比較して小さくできるというメリットがあり、ミラーレス一眼などに採用されています。

画質やボケを重視する場合は、フルサイズやAPS-Cが有利ですが、
携帯性などのバランスを考えてマイクロフォーサイズを選択する人も多くいます。

 

④1/2.3型(6.2×4.6mm)
キャノンのコンパクトデジタルカメラなどで採用されているサイズ。
一眼レフなどの撮像素子のサイズに比べると、ものすごく小さいことが分かります。

Appleの最新機種であるi phone6、6plusは1/2.3型になります。
i phone5sは1/3型のため、わずかに大型化しているようです。

 

上部の図のように、比較してみるとイメージセンサーの大きさが全然違うのが分かりますよね。
心臓部分である撮像素子の大きさがこれだけ違うのですから、
出来上がってくる写真も大きく変わってきて当然ですね。
ですから、コンパクトデジタルカメラのイメージセンサーがいくら1000万画素だからといって、
そもそもイメージセンサーの大きさが違うと一つの画素が小さくなります。

一眼レフなど大きいイメージセンサーの場合、同じ1000万画素であっても1つの画素が大きくなるということです。

 

デジタルカメラを選ぶ場合、画素数よりもイメージセンサ-の大きさを比較してカメラを選ぶことをお勧めします。

画素数だけを見て高画質とは言えません!
高画質な写真を撮りたいとなればイメージセンサーが大きい一眼レフのカメラなどになってしまいます。
ですが、使用する頻度、使用目的、価格帯など用途によって様々です。
ご自分に合ったデジタルカメラを探してみてくださいね。

 

弊社には撮影の専門知識を持ったスタッフがおり、撮影代行のサービスを承っております。
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