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【LE通信41号】「明日から会社に来なくていいから。」 そう言われないために必要なスキルは万国共通だった!

「明日から会社に来なくていいから。」

海外ドラマや海外映画のワンシーンでおなじみの光景です。
日本ではなかなか想像がつかない世界かもしれませんね。

現在、私はカナダに住み、進化しているネット環境の恩恵を受けながら自宅で仕事をしています。
カナダに住んで1年。すっかり私も「今日、クビになった人がいる」という話題に慣れてきました。

そこで本日は、せっかく住んでいるカナダの話を織り交ぜつつ、
「明日から会社に来なくていいから」と言われないためのスキルについてお話したいと思います。

 

●なぜ、平日の4時からバーがにぎわうのか?

カナダに引っ越してきたばかりの頃、
平日の昼間からバーがものすごくにぎわっているのを見て衝撃を受けました。

「こんな早くから飲み始められるなんて、どんな仕事の効率化を図っているのか?」
と尊敬のまなざしでみんなを見てしまったくらいです。

でも実際は違いました。効率化を図っているわけではなく、
単に「時間になったら帰る」というスタンスなだけ。

たとえ仕事が終わっていなくてもです。

むしろ「仕事を効率化してしまうと、仕事を失う人が増えるから、効率化を考えようとはしない。」
というではありませんか!この話にも衝撃です。

また、勤務時間が朝7時からというケースも少なくなく、午後は早く終わるのだそうです。

とは言っても、そんな仕事の仕方でよく仕事がまわるなと不思議で仕方がない私。
この疑問を解決すべく、いろんな人に話を聞いて、やっと「明日から会社に来なくていいから。」が頻発する理由が見えてきました。


●カナダのサービスからわかる専門特化主義

カナダには、総合サービスといったトータルで色々とサポートしてくれるようなサービスがほとんどありません。

そのいい例が、車の修理屋さん。日本の場合、車の点検や修理はだいたい1か所で対応してくれます。でもカナダの場合、そうはいきません。たとえば、車を点検してもらって、フロントガラスとエンジン関係で修理を出す場合、まず点検専門のお店に出して、その後、車の修理屋さんの中のフロントガラス屋さんとエンジンの修理屋さんそれぞれに自ら出さないといけないのです。つまり、うちは車のフロントガラス専門だから他のことはしない、というスタンスなのです。

他にも結婚式の総合サービスもありません。そのため、セレモニーの会場もデコレーションも食事も飲み物もお花もすべて自分たちで個々のお店に依頼をしないといけないのです。(本当に不便です。)

こういった専門外はやらないというスタンス、実は昔から続いているスタイルのようです。そして、このスタイルが根強くあるために、オフィスワークにおいても、自分の専門外に手を出す人は非常に少ないと言います。「この範囲は自分の範囲だからやるけれど、そっちは自分の範囲外だからやりません。」という考え方なんですね。

また、自分の専門外がもし出てきても、その専門の人を雇えばいいと考えているので、日本人のように新たな分野を勉強して自らやってみるというケースも少ないというのです。ちなみに、この専門外の中に「マネジメント」も含まれています。

こういった専門特化主義が、多くの人を雇い、一方で必要なくなったらクビを切るという循環を生んでいるのです。


●自分の範囲を越えられる人、越えられない人

「明日から会社に来なくていいから。」が頻発しているここカナダでも、やっぱりやめてほしくない人がいます。そしてそういった人たちには、共通のスキルがありました。

結果とスキルは大前提。それにプラスして・・・

自分の範囲を越えて仕事に挑戦する

言われたこと以上の仕事ができる

そして『マネジメント力がある』。

これら3つのスキル、日本でも同じように大切ですよね。また日本では、「うまく物事をまとめて人にきちんと伝える」といったコミュニケーション能力を非常に高く評価します。しかしこちらでは、コミュニケーションの能力の中でも「インターフェイスの部分(つまり人当たりのよさ)が重視されるそうです。

とは言っても、まわりから好かれていてムードメーカー的存在でも、結果とスキルが伴わなければ、ただのコマにすぎないので必要なくなればクビをきられてしまいます。会社はあくまで仕事をするための場であって、学校でもサークルでもないというのがはっきりわかります。

 

●範囲を越えられなければ、ただのコマ

「明日から会社に来なくていいから」というのは、今の日本においてなかなか考えられるシチュエーションではありません。でも、「自分のパフォーマンスが低ければ、クビになる」という危機感はあってしかるべきことのように思います。

日本人は、クビというものがあまり日常的ではないので、「私は会社にとって必要なのか?必要じゃないなら、ここを去った方がいいのではないか?」と考える人も多いようです。実際、私も考えることがありました。

でも、海外のクビの話が日常的だと分かった今、自分で必要不必要かを考え、去るか去らないかを考えることは甘い考えだなと思います。必要か不必要か、そんなことは会社が決めてくれます。そんなことを考えるくらいなら、自分のパフォーマンスを上げる努力を今すぐすべきです。

以前、とあるベンチャー企業の社長をつとめた女性の本を読みました。

「成長するために仕事をする」というのは中途採用の場合、当てはまらない。お金をもらって仕事をする以上は、プロなのだから、「成長するため」というのは合わないというのです。

この一節を読むまで、私は成長するために仕事をしたいと思っていたので、少し自分が恥ずかしくなりました。もちろん、仕事を通して成長することはあります。でも、意識として、「プロ」として仕事をする。そのために自分の知識レベルを上げる。技術レベルを上げる。能力を上げる。ということはお金をもらっているのだから当然なのです。

プロとして仕事をしていれば「やったことがないからわからない」「教えてもらっていないからわからない」「時間がないから、期日までにできないのは仕方がない」などとは、そうそう言えないはずです。

さらに、この本には、

国内外にかかわらず、あと10年もすれば、組織に属して仕事をするスタイルは主流ではなくなるだろう。目的単位でプロジェクトチームが組成され、また解散するような仕事の仕方に変わっていくはずだ。※」

つまり、個人のパフォーマンスがいかに重要かということです。
(私の場合、これからまだまだ頑張りが必要です。)

さぁ、あなたも今一度、考えてみてください。

あなたは、そんな仕事の仕方になった時、きちんと戦える力を持っていますか?

日本でも海外と同じように、「明日から会社に来なくていいから」と言われる現実があった時、
あなたは、そう言われない仕事を、やっている自信がありますか?
そして、その努力をしていますか?

ライフエスコートでは、随時スタッフを募集しています。

是非、自分の範囲を越えて挑戦し続けられる方や
自分自身への評価と会社の貢献評価を冷静に考えられる方は、
下記までご連絡ください。

参考書籍
※「不格好経営」より:著書 南場智子

 

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