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海外ブランチオフィスレポート

         

アメリカに乗っかっただけ?! カナダのブラックフライデーは今後成功していくのか?

久しぶりの更新となりますバンクーバー支社の谷澤です。
12月に入り、カナダもすっかりクリスマスムードが高まっています。

カナダクリスマスマーケット

カナダクリスマスマーケット



クリスマスマーケット雰囲気

クリスマスマーケット雰囲気



さて今日は、先週の金曜日11月29日に行われたカナダの『ブラックフライデー』のお話です。

ブラックフライデーとは・・・

アメリカのサンクスギビングデー(感謝祭11月の第4木曜)の次の日のこと。
本格的なクリスマスシーズンの突入で、プレゼントを購入するために、多くの消費者が動き出します。
そしてこれを機に、どこのお店もセールをスタートさせ、
売上が黒字になるということで、「ブラックフライデー」と呼ばれているんですね。

祝日である感謝祭と土日に挟まれる金曜日ということもあって、
ブラックフライデーは休日になることも多いそうです。

そんなアメリカのブラックフライデー。

ニュースによれば、けが人がでるほど壮絶なもの。
お店によっては、金曜日の午前0時から開店し、開店同時に人々がダッシュで入店するんだとか。
(まさに、日本の初売りみたい)

開店前から人々が行列を作り、買い物客で道路が混み合うため、
警察官にとってはよくない一日という意味で「ブラックフライデー」と言われる由来もあるんだそうです。

と、まぁ、アメリカのブラックフライデーの噂が、
本当に壮絶なセールなんだろうと、私の想像をどんどん肥大化させていったわけです。。。

さて、ここカナダに話を戻します。

私も、先々週くらいからでしょうか。
学校の先生との会話やお友達との会話に「ブラックフライデー」の話題がちょこちょこでてきました。
一部の先生たちからは、
「ブラックフライデーに買い物は行かないわ。もっと時間がたってから行くの。」
という話しもありましたが、きっと、お店が混みすぎて、
行きたくないんだろうなぁっと、私は勝手に解釈し、
「あの噂のブラックフライデーがどんなものになるのか」と胸を躍らせ、
わくわく、そわそわその日を待ったのです。

そして、壮絶な買い物戦争ブラックフライデーの当日!

あれ?

ん?

噂の壮絶ブラックフライデーはどこに???

確かに、セールはスタートしました。
「old navy」は全品半額を打ち出したり、他のお店も消費税分を割り引いたり・・・

ブラックフライデーセール

ブラックフライデーセール



ブラックフライデーセール1つ買ったら2個目半額

ブラックフライデーセール1つ買ったら2個目半額



でも、行列を作ったり、警察官が交通整備をしなくてはいけないほどではありません。

なんなら、普通の金曜日ではありませんか!
しいて言えば、日本の歳末セールがスタートしたくらいの雰囲気。

噂のブラックフライデーは嘘だったのか??

でも、この盛り上がりのなさの謎が、先ほどやっととけました。
「ブラックフライデーに買い物は行かないわ。もっと時間がたってから行くの。」という
先生の発言の意図も。

実は、カナダでブラックフライデーが始まったのは、昨年の2012年から。
そう、まだ始まったばっかりなんです!

マーケティングの一環でアメリカに乗っかっただけで、
まだまだ浸透率が高くはないようなのです。

一方で、カナダの人たちにとってのセールスタート時期と言えば、「ボクシングデー」の12月26日。
クリスマスが終わった次の日で、元々は、教会が貧しい人たちのために募った寄付のBOX
(クリスマスプレゼントの箱)を開ける日であったことから”Boxing Day”と呼ばれているこの日に、
バーゲンがスタートするというのが伝統的な認識だそうです。

ボクシングデーには、多くの人がお店に出向きます。
その理由は、二つ。

ブラックフライデーよりも割引率の高いセールを目当てに行く場合と、
クリスマスにもらったプレゼントを交換しに行く場合です。

余談ですが、カナダでは、プレゼントに「レシート」を入れられることが一般的。
(もちろん値段の表示はされていません。)
もし、もらったプレゼントが気にいらなかったり、サイズが合わなければ、
そのレシートを持ってお店へ行けば、交換してもらえるというわけなのです。
さすが返品大国カナダ。
でも、なんだかちょっと寂しい話です。

そんなこんなで・・・

カナダのブラックフライデーは、
アメリカと違って、この日がお休みになるわけでもなく、
感謝祭も10月に終っていて、この日の特別感がほとんどありません。
そんな中でのカナダのブラックフライデーは、
いったいいつになったら本場のような盛り上がりを見せるのでしょうか。
(一度でいいから、本場のブラックフライデーを味わいたいーー。)

最後に・・・
今年の本場のブラックフライデーは、通販での売上が12億ドル(約1230億円)に上ったようですね。
しかも、感謝祭当日(11月28日)の消費者のオンライン支出額は約7億6600万ドルと、
昨年に比べて21%増加だそうです。

訪問者数では、米アマゾン・ドット・コムが一位、
もっとも購入されたカテゴリーは、アパレルとアクセサリーで全体の28%を占めたようです。
※米調査会社コムスコア発表

通販の売上は、ブラックフライデーが終わった週明けの月曜
サイバーマンデーに上がるものだと思ったら、ブラックフライデーももう店頭に並ばず
通販でのお買い物が一般的になりつつあるのかもしれないですね。
さすが、アメリカの通販事情。カナダとは大違いです(笑)

※サイバーマンデーとは
週末の連休明けに出社したビジネスパーソンが、職場の通信回線を利用して
オンラインショッピングを利用することで、売上が突出するのだと言われている。

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“アメリカに乗っかっただけ?! カナダのブラックフライデーは今後成功していくのか?” への1件のコメント

  1. admin より:

    なるほど!