情報漏洩につながらない安全なSNS運用のための「企業様向けSNS活用ガイドライン」

2017/10/24

下記に当てはまる企業様は、このガイドラインをぜひご利用ください。

■適当にSNS担当を決めて、運用させている。
■複数で運用していて、共通認識がない。
■最近のはやりにのって、なんとなく始めてしまった。
■きちんとしたガイドラインを設けていない。
■SNS運用するにあたり、どういう危険性があるかスタッフに全く教育をしていない。
■アップしてはいけない写真がどういうものか知らない。
■SNS用に自分のデスクで写真を撮影している。

SNS活用するにあたり、軽い気持ちで運用していると
ちょっとしたことで機密情報を漏らす結果となることもあります。
以下は、そのままSNS活用ガイドラインとしてご利用いただけます。
商品名や共通タグの部分を自社用に書き換えて、
社内スタッフ様に共有し、安全なSNS運用をしませんか。

■SNS活用ガイドライン

コミュニケーションツールとして様々な機能を有するソーシャルメディア。そんなソーシャルメディアを有効に利用するためには、あらかじめリスクをしっかり理解しておく必要があります。使い方によっては会社に損害を与えるばかりか、個人の人生に大きなダメージを与えることも起こりえます。
本ガイドラインは、ソーシャルメディア上で行動する際の注意点をまとめていますので、参考にして投稿や書き込みを行うようにしてください。

※一度公開した情報は完全に取り消すことはできません※
ソーシャルメディア上においては、情報の拡散が瞬時に行われ、一度書き込み、アップロードされたデータは、間違いに気が付いた段階で消去しても、すでに情報の拡散が始まっており、本人のコントロールの及ばない状況となります。書き込みやアップロードする際は、十分に気を付けるようにしてください。

■特に注意すべき個人情報

個人情報は、個人を特定できる氏名や電話番号といった情報に限らず、行動(いつ、どこにいた等)も含まれます。また、文字情報以外の写真、動画、音声も個人情報を含んでいます。ソーシャルメディア上では、以下の行為を行わないようにしましょう。

① 他人の個人情報の書き込み・アップロード 氏名、個人を特定できる可能性があるニックネーム、ハンドルネーム、住所、普段の活動エリア、電話・FAX番号、メールアドレス、SNSアカウント、家族に関する情報、学歴、肩書、職歴、賞罰、病歴、宗教、思想・信条、政治観、性的傾向、趣味趣向 等
② 他人を見かけたという情報(場所、時間、誰と一緒にいた、なにをしていた等の一切の情報)の書き込み・アップロード
③ 他人が映り込んでいる写真、動画ファイルや、他人の声、楽器演奏等の音声情報が含まれているファイルのアップロード
個人名を出していなくても、個人を特定できる情報については、すべて①と同等の個人情報とみなされます。1つの情報では特定できなくても、2つ以上の情報を組み合わせることで個人が特定される場合もあります。その場合は個人情報とみなされます。

■機密情報も要注意

社内で知りえた情報は、機密情報を含んでいることが多くあります。ソーシャルメディアで公開するのは避けましょう。もちろん会社の不利益になるような発言もNGです。公開した情報が原因で企業側が損害を被った場合、法的に訴えられたり、損害賠償を請求されることがあります。

例:日常の一コマをアップしただけのはずが・・・
(ITmediaビジネスより)

例:家族による投稿で・・・
(Infosecより)

■著作権問題

他人の著作、作品(テキスト、音声、動画、プログラム等の一切を含む)の無断転載や盗用についても、一切認められません。

■モラルやマナーを守らない投稿はたたかれる

コンビニのアイスクリームボックスに入った写真、赤ちゃんにタバコを加えさせた写真、コインランドリーの洗濯機に入った写真、線路に寝そべった写真などなど、最近は「いいね」が欲しいばかりにモラルやマナーを守らない写真投稿が問題になっています。規制を受けないためにも、モラルやマナーは守って投稿するようにしましょう。また、行き過ぎた写真を企業アカウント等でアップロードすると、企業への影響は多大なものになります。

■撮影禁止の箇所で撮影

SNSを通じて“違法行為”が発覚するケースも少なくありません。ここ最近では、電車の線路内に撮影した記念写真をSNSにアップした芸能人が、鉄道営業法違反の疑いで京都府警右京署に書類送検されるという事件がありました。また、ある若手俳優がジェットコースター搭乗中の自撮り写真をSNSにアップし、ファンから「携帯持ち込み禁止なのでは?」と指摘されていますので携帯撮影禁止箇所での撮影は控えてください。

■そのほかの注意点

・製品名や社名について記述する場合は、できるだけ正式な表現をしましょう。
(例1:〇ネイビー ×ネービー等)
(例2:英語表記をした際に大文字を使うところとそうでないところの正確な表記等)
必ずハッシュタグをつけて投稿しましょう。
固定ハッシュタグ:会社名や製品名、会社名や製品名の英語表記(あれば)、そのアカウントに共通した特徴など
(例:#ライフエスコート、#Life-escort、#ECコンサルティング)
その他ハッシュタグ:商品カテゴリーや商品の特徴など。
(例:#撮影代行#通販商品撮影#モデル撮影)
・投稿写真は、受け取る人によってイメージがぶれないように、トンマナの統一が重要です。コンセプトに合う写真を投稿しましょう。また、トンマナを合わせるポイントのひとつとして、加工の方法を統一させることです。加工の方法がバラバラだと統一感がなく、せっかくきれいな写真を投稿してもアカウント全体がだらしなく見えてしまいます。
例:加工を統一するだけで、統一感のないバラバラな写真の印象が変わります。
長文は禁物。テキストは写真で伝えきれない部分を補うくらいがちょうどいいです!
・連打投稿は即アンフォローの引き金になりかねません。最高でも1日3回。しかも少し時間をあけての投稿が◎です。
・画像サイズが合っていないものをアップすると、企業アカウントとしてはきちんと運用していない印象を与えてしまいますので注意しましょう。
例:特に文字が入っているものは要注意です。グリッド形式(小さい写真が複数並んだ表示形式)でも文字が切れないようにしましょう。

他で使用したバナー等の素材はきちんとリサイズして利用するようにしましょう。
※推奨サイズ:投稿画像サイズは1:1の正方形1080×1080ピクセル。
横長なら幅1080×高さ566ピクセル、縦長なら幅1080×高さ1350ピクセルであれば解像度が保たれ、高画質の投稿できます。正方形でない画像を使用した場合、投稿時にサポートされているアスペクト比に自動でトリミングできます。クリック時にポップアップ表示される画像サイズは最大幅1080×高さ1350ピクセルです。

最後に・・・
ソーシャルメディアを利用する際には、「他人を大事にする気持ち」と「自分を大事にする気持ち」をきちんと持つことが大切です。

他人を大事にする気持ち・・・ソーシャルメディア上の誹謗中傷をはじめとする言葉や写真、動画等が他人を傷つけ、その人の人生に大きなダメージを与える可能性があります。逆の立場に立って考え、書き込み・アップロードするようにしましょう。

自分を大事にする気持ち・・・軽い気持ちで不適切な書き込みやアップロードをすると将来的に自分に悪影響を及ぼすこともありますので、十分に注意してソーシャルメディアを活用するようにしましょう。

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