クラウドサービス、ファイル転送サービス活用法【LE通信75号】

通販を運用していると、データ量の大きいもののやり取りをすることが多々あると思います。
そんなとき、便利なのがクラウドサービス、ファイル転送サービス。
そこで今回は、通販運営スタッフが実際に使ってみて、「いいな」と思っている
オススメのクラウドサービス、ファイル転送サービスをご紹介します。

1.大容量の添付ファイル付きメールが送れない!

ファイルサイズの大きい添付ファイルをメールで送受信しようとしてこんなことありませんか?
・メールを送信するのに時間がかかる。
・メールの受信ボタンを押してもなかなかメールが届かない。
あちゃ~

ファイルサイズの大きい添付ファイルは、
どれくらいのサイズまでなら送受信可能かご存知でしょうか。

一般的に、メールの添付ファイルは2MBまで。
大きくても10MBまでとするのがマナーとされています。

大容量の添付ファイル付きメールを大量送信すると、
受信者のメールボックスが容量オーバーとなり、メールを受信できなくなってしまう、
といったことになりかねません。

そこで、大容量のファイルを送信するときに便利なサービスが
・クラウドサービス
・ファイル転送サービス
と呼ばれるものです。

2.クラウドサービス、ファイル転送サービスとは・・・

★クラウドサービス★
「クラウド」とは利用者が手元のコンピューターで利用していた
データやソフトウエアを、ネット経由で受け手に提供するものです。

クラウドサービスを利用するとインターネット上に、
自分専用のデータ保存領域を持つことができます。

そこに送信したいファイルを保存し、ファイルの場所(URL)を送信相手に
通知(メールなど)することで受信者はファイルをダウンロードすることができます。

写真や文章、デザイン、描画、音楽、動画など、あらゆるファイルを保管出来て、
PC やタブレット、スマートフォンからいつでもどこでも保存したファイルにアクセスでき、
編集することも可能です。

代表的なものに、
「Google ドライブ」
「iCloud」
「One Drive」
「Dropbox」
があります。
★ファイル転送サービス

★ファイル転送サービス
メールの添付ファイルのように、ファイルそのものを送信するのではなく、 ファイルを保存している場所(URL)を送ることで、送信相手にファイルをダウンロードしてもらうサービスです。
クラウドサービスのように自分専用のデータ保存領域を持つのではなく、「ファイル転送サービス」を提供している業者のサーバ上に一時的にファイルを預けておきます。

一定時間が経過すると預けたファイルは削除されます。

代表的なものに
「宅ふぁいる便」
「GigaFile便」
「fire storage」
があります。

3.おすすめクラウドサービス「Google ドライブ」、「One Drive」

【クラウドサービス:Google ドライブ】
https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/

「Google ドライブ」ではGoogleのオンラインストレージを無料で15GB利用できます。

アイテムリスト部分に、アップロードしたいアイテムをデスクトップ等から、
ドラッグ&ドロップするだけで簡単にアップロードができます。

また、Gmailの添付ファイルを簡単にグーグルドライブに保存することもできます。
共有は閲覧のみと共同編集出来るものとに分かれています。

また、共有ユーザーにフォルダが共有されたことを伝える通知メールも送れます。
通信もSSLで行われている為セキュリティ対策も安全です。

【クラウドサービス:One Drive】
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/onedrive/

「OneDrive」は、Microsoft アカウントさえあれば簡単に使用でき、
オンラインストレージを無料で5GB 利用
できます。

Office ドキュメントはもちろん写真や動画などのさまざまなファイルを、
デスクトップ等からドラッグ&ドロップするだけでアップロードができ、
バックアップにも最適なサービスです。

「Google ドライブ」と同様に共有は閲覧のみと共同編集出来るものとに分かれています。
共有ユーザーにフォルダが共有されたことを伝える通知メールも送れます。
通信もSSLで行われている為セキュリティ対策も安全です。

4.おすすめファイル転送サービス「GigaFile便」、「fire storage」

【ファイル転送サービス:GigaFile便】
http://gigafile.nu/

登録不要で手軽に大容量ファイル1ファイル75GBまで送れます。
しかも、アップロード後14日間と比較的長い期間ファイルが保持されるので、
うっかりダウンロードし忘れていた時も安心です。

使い方は「GigaFile便」のトップページにアクセスし、
送りたいファイルをドラッグ&ドロップすれば、
ダウンロード用のURLが表示されます。

そのURLをメールに添付して送るだけと簡単です。
受け取った方はURLをクリックしファイルをダウンロードするだけです。

【ファイル転送サービス:fire storage】
http://firestorage.jp/
サイトがシンプルで使いやすくおススメです。

使い方は「GigaFile便」と同様です。
1ファイル最大250MB以下のファイルをアップロード出来ます。

無料会員登録すると・・・

・アップロードしたファイルの保存期間をアップロード後も変更可能。
・ダウンロードURLをいつでも確認でき、ファイル名の変更も可能。
・ファイルをダウンロードされた時にメールを受け取る事ができるので安心。
・ファイルを自分ですぐに削除出来る。
・パスワードをいつでも何回でも変更出来る。
・2GBまでストレージ保存可能(30日未ログインで削除されます。)
※もちろん登録しなくても使用可能です。

スクリーンショットを直接貼り付けて切り出して、
そのままアップロードできる便利な機能もあります。

★ファイル転送サービスで重要なファイルを送るときは・・・
パスワード保護の可能なサービスを利用する、もしくはアップロード前に
自分でファイルにパスワードをかけることをおススメします。

ファイル転送時に暗号化された状態で通信するSSLを利用しているかどうかも確認してみるとよいでしょう。

5.クラウドサービス、ファイル転送サービスの比較

クラウドサービス、ファイル転送サービスを比べてみます。

クラウドサービス、ファイル転送サービ比較表


一般的に、クラウドサービスは登録が必要なものが多く、
恒久的に必要なファイルを保存しておく利用方法が多いことから、
社内(社員同士)のやり取りなどファイルを交換する際に利用されることが多い
です。

ファイル転送サービスには無料なものが多いうえ、
使用可能な容量も多くあります。

業務でお客様や取引先へ大容量のファイルを送信する場合は、
登録不要で簡単に利用できるファイル転送サービスを使用することをおススメします。

ライフエスコートでは、御社のご要望に合わせた業務効率化のご相談を
メールにて受付ております。

ご興味を持たれた方は是非ご連絡ください。

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