動画マーケティングにおいて気を付けるべきポイント【LE通信88号】

インスタグラムやフェイスブックなどのSNSの普及により、動画を使った宣伝を実施している企業が増えてきており、自社内で撮影や簡単な編集を行っている企業も見受けられます。

近年、スマホやパソコンが高性能になり、簡単に編集ソフトが扱えるようになりました。ちょっとした動画なら、今手元にある機材だけでも、結構まともな動画が作れるのでは?と思えます。

しかし実際に作ってみると、思ったようにいかなかったり、どうしても素人っぽさが抜けなかったりします。しかし、何がその素人っぽさの原因なのかが分からない。そんな経験に悩まされる方も多いのではないでしょうか?

では、高級な機材を揃えれば、高品質な動画を作れるようになるのか?答えはNOです。基本的なポイントを押さえて動画を作成すれば、初心者が陥りがちな失敗を防げます。

1.映像が手ブレしている

一眼レフカメラなどの比較的高級な機材を使用しているにも関わらず、素人が撮るとなぜか今ひとつ、というケースがあると思います。その理由は画質が問題なのではなく、映像の「手ブレ」が原因となるケースが多いです。手持ちで撮影せずに三脚を使用することをお勧めします。

最近は手振れを防ぎ滑らかな映像を可能にする「ジンバル」という機材も登場しています。

DJI「RONIN-S」

2.音声が聞き取りづらい

カメラやスマートフォン付属のマイクは周囲の騒音も拾ってしまいます。声をしっかり録音するた めには、マイクを使う必要があります。せっかくユーザーが内容に興味を持っても、周囲の騒音に埋もれて声が聞き取りづらいと、関心を持つ妨げになってしまいます。
もしマイクを持っていない場合でも、マイク代わりにスマホを持ち、「ボイスメモ」等で声を別撮りし、後で動画と編集で合体させると、離れた場所で話していても聞き取りやすい音声になります。

3.映像が暗い

室内の撮影によくあるケースとして、映像が暗くて顔がはっきりしない動画や、明るい窓を背にしてしまったために撮影した人の顔が影になってよく見えなくなっている動画があります。こういった動画は見る人に不快感を抱かせる事があるので注意しましょう。しっかりと照明を当てたり、自然光を上手く使ったりすることで飛躍的に映像のクオリティが上がります。

4.テロップが目立ちすぎる

ほとんどの動画編集ソフトには、テロップ挿入機能がついてあります。目立つようにと大きく入れたり、派手な色にしたり、ユニークなフォントを使ったりすると、映像全体の調和が取れず素人っぽい仕上がりになります。テロップは目立ちすぎないものにしながらも、意図がしっかりと伝わる様にデザインする事が重要です。

5.エフェクトの多用

こちらもテロップと同様ですが、 編集ソフトに慣れてくるとエフェクトを使いたくなってくるものです。しかし、エフェクトの多用は素人っぽい映像になりがちです。シナリオや構成に忠実に、伝えたいコンセプトから外れないように編集を進め、エフェクトの使用は最小限に留めましょう

6.余計なものが見切れている

会社内などで撮影していると、人が背後を横切ったり、ホワイトボードなど動画と関係の無いものが映ってしまっている事があります。こういった邪魔な要素があると、見ている人は映像に集中できなくなってしまいます。

より商品に注目を向けるためには、背景には気を付けましょう。

7.伝えたいポイントが多すぎる

あまりに多くの要素を動画内に盛り込むと、結局何が言いたいのか伝わらない動画になってしまいます。商品紹介を例に出すと、その商品のメリットや特徴を連呼することでユーザーがついていけない場合があります。伝えたいメッセージはなるべく1つにしぼって、その特徴にフォーカスすることが重要です。

参考動画

「iPhoneで上手に動画を撮影する方法」


i講座さんのこちらの動画内で、今回ご紹介したいくつかの内容と重なる事例がご覧頂けます。

まとめ

今回、気を付けるべきポイントをご紹介しましたが、これらすべてに気を付けながらクオリティの高い映像を撮影するのはかなりの苦労と技術が必要です。

ビジネス用途での動画制作では「伝わらないリスクの回避」や「失敗を未然に防ぐ」といったプロの持つノウハウが必要になってきます。最も重要なことは、大切なメッセージがしっかりと伝わるという事です。

企業のマーケティング担当者は、最も重要であるアイディア部分に注力し、その他の技術部分は外部のクリエイターを活用することを検討しても良いのではないでしょうか。

制作依頼→納品までの基本的な流れ

では実際に動画制作をクリエイターに依頼する場合の流れをご紹介します。

  • 1.相談、ヒアリング

    どんな動画を作りたいのか、どこで流れる動画なのか、どれくらいの長さなのか、どんな人に見て欲しい動画なのか、といった制作に必要な情報をクリエイターに伝えます。その際、正確に要望を伝えるために絵コンテやYouTubeなどにある作例イメージを提示するとイメージが伝わりやすいです。「まだぼんやりとしか決まっていない」という場合でも、ヒアリングをすることによってイメージが固まっていき、作りやすくなります。

  • 2.企画・シナリオ作成

    相談、ヒアリングで得た情報を元にクリエイターと共に動画の構成、脚本、演出を決定していきます。修正にかかるコストをなるべく減らすために、この段階で情報の変更や伝え漏らしを無くしましょう。

  • 3.撮影準備

    撮影場所の下見や出演者の準備、使用する商品などが決定されます。

  • 4.撮影

    いよいよ撮影です。商品の撮り方や見せたい箇所など、後で撮り直しにならないように出来るだけ意見をクリエイターに伝えましょう。

  • 5.編集

    撮影した動画素材を編集し、テロップや効果音など映像効果を追加します。

  • 6.動画チェック

    テスト段階の動画をチェックします。「テロップをもっと大きくしたい」「効果音を変更したい」など、要望があればここで修正が可能です。

  • 7.納品

    動画チェックでOKが出たら、使用用途に合わせたデータ形式で納品されます。

以上が動画制作依頼の流れとなります。下記リンクより、弊社の制作いたしました動画がご覧いただけます。

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ライフエスコートでは、動画を用いたマーケティングのお手伝いもさせて頂きますので、まずはお気軽にご相談ください。

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