サービス急増中!サブスクリプションの世界【LE通信103号】

音楽配信や動画配信など皆様何らかの定額制サービスを利用したことがあると思います。そのサービスのシステムを「サブスクリプション」と言います。今回はそんなサブスクリプションについて、一歩踏み込んでご紹介いたします。

1.サブスクリプションとはなにか

サブスクリプション

サブスクリプションとは、利用者がモノを買い取るのではなく、モノの利用権を借りて利用した期間に応じて料金を支払う方式のことを指します。例えば動画配信サービスの「NETFLIX(ネットフリックス)」。月額1,200円(税別)~を支払うと、好きな映画、ドラマ、アニメなどが30日間は観放題になります。全世界で会員数1億5,000万人を超え、人気のサービスとなっています。 (2019年7月)

また、2013年にアドビシステムズはそれまで同社の主力製品であった「箱入りソフトウェア」の販売から、サブスクリプション方式での販売の転換を発表しました。2015年には2014年比で22%アップ、通年の売上が記録更新の額となるなど、サブスクリプション方式への転換の成功例といえます。

では、なぜ近年急激にこのサブスクリプションサービスが増加したのでしょうか。

その要因の一つに、スマートフォンの普及が関係しています。少し前まではPCを介してか実際の店舗で行っていたものが、今ではスマートフォンがあればその場で多様なサービスの決済・購入までが可能です。手軽に申し込みができるからこそ、利用者も増加しやすい傾向にあります。

また、近年の消費者はモノを持つことよりも、体験を得ることを大切にしています。そのため、商品を「買う」よりも「利用権を得て好きなときに好きなだけ利用する」というビジネスモデルが注目を浴びているのです。

さらに、大量生産・大量消費社会が終焉を迎え、商品やサービスそのものの提案力が求められる時代になったことが、サブスクリプションサービス増加の一途となりました。

では、昔からあった定額制との違いは何でしょうか。定額制は、ただ製品やサービスに同じ金額で継続的に課金してもらうことを指しますが、サブスクリプションはさらに踏み込んで利用者の必要としているものや、利用満足度に注目しています。

例えば、料金プランをいくつかに分けて利用権の範囲を変えることで、自分に合ったサービスを選ぶことができます。また、提供者側も、どのサービスが人気であるかが分かるので、今後どういったサービスで利用満足度を上げていくかを戦略的に考えることも出来ます。人気プランの無料お試し期間を取り入れて利用者を獲得などもその一つですね。

つまり、常に利用者のニーズに応えたり、如何に利用者との関係性を継続していくかがポイントとなります。

2.サブスクリプションのメリット・デメリット

サブスクリプションのメリット・デメリット

では、利用者側・提供者側にはそれぞれどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ネットフリックスを例にし、紐解いていきましょう。

利用者側

サブスクリプションのメリット
●毎回買わなくていい
→今までなら映画1本○○円だったものが、期間中制限なしで観られます。
●買って損をするリスクが減る
→観ようと迷っていた映画も、お試し感覚で気軽に観ることができます。
●メモリを消耗しない
→自分のデバイスにダウンロードをする必要がないので、メモリの容量を占有しません。
●利用すればするほどお得
→契約期間中は観放題なので、観れば観るほど1本あたりの金額が下がってお得になります。
サブスクリプションのデメリット
●利用していなくても月額費が発生する
→当月何も観なかったとしても契約中は料金が発生します。
●欲しいものがない場合がある
→観たい映画が配信されていない場合があります。
●配信期間の制限がある
→作品によっては配信期間が終了してしまうと観られなくなることがあります。

利用側も本当に自分に合っているのか検討しないといけませんが、利用価値がある場合には非常にお得な情報提供ツールになります。

提供者側

サブスクリプションのメリット
●データが蓄積される
利用者の閲覧履歴や特徴などが蓄積されてより顧客に近い存在になり、新商品開発やマーケティングに
役立てることが可能になります。
●継続的に収入がある
退会されない限り月額使用料は入るため、毎月安定した収益が見込めます。
サブスクリプションのデメリット
●常に最新情報を取り入れる必要がある
顧客満足度を下げてはいけないため、最新の作品を取り入れる必要があります。また、そのためのコストも発生します。
●すでに競合が同じようなサービスを開始していた場合の差別化が必要
他社サービスと同じ映画を配信していては、利用価格でしか差別化ができなくなってしまうため、コンテンツに独自性を持たせる必要があります。

提供側は常に利便性と鮮度のあるサービスを提供し、独自性を生み続ける努力が必要ですが、利用者数を増やし安定した収益と「今」のニーズをデータベース化できることが可能です。

3.バリエーション豊かになってきたサブスクリプションサービス

バリエーション豊かになってきたサブスクリプションサービス

ここまでお話ししてきた通り、データやソフトがサブスクリプションの主流サービスでしたが、その中で新たに物品、例えばブランドバッグや洋服が借り放題のサービスや車乗り放題のサービスなどが登場しています。

面白いところで言うと、1日1杯ラーメンが食べられるサブスクリプションがあります。東京を中心に展開しているラーメン店「野郎ラーメン」が、月額制サービス「1日一杯野郎ラーメン生活」を実施しました。

8,600円(税別)で31日間有効のパスポートを購入すると、定番のラーメンが1日1杯、3種類のラーメンから選んで食べられるサービスです。

通常1杯につき815円(税別)のものが、31回食べたとすると25,265円(税別) なので、16,665円も得したことになります。10日行けば元は取れるかなといったところです。

提供側としては、SNSの普及により話題性が見込め、利用者が増えた分安定した収益が見込めるのはもちろん、利用者の嗜好データも蓄積出来るので新作を提供する際等にも役立てることが可能になります。

(引用:野郎ラーメンアプリより)

また、あの有名なダイソンも掃除機のサブスクリプションサービスを提供しています。

その名も「ダイソンテクノロジープラス」。

最安プランは、月額1,000円(税別)から。製品は最短2年ごとに新しい機種へとアップデートしてくれます。提供側は、高価格帯の掃除機をお客様へお試し価格として月額で提供することが可能なので、製品の良さを知ってもらった上で購入に至れば良しと考えられます。

実用品も定額で使用できる時代が来ました。

4.まとめ

「所有」から「利用」するというサービスを利用する人が増えた今、購入よりもリスクが低いサブスクリプションサービス利用することにより、その商品を知ってもらうためのきっかけにもなります。

さらに、利用者にその商品を気に入ってもらえれば、購入につながります。購入に至らなくてもその商品を購入者が利用し続ければ定額収入につながります。商品の広告販促だけでも苦労と費用が発生するため、一石二鳥ですね。また、利用者のニーズも一緒に拾うことができるので、新商品開発や、サービスの向上にもつなげることが可能です。提供者側にとって、大きなメリットとなるでしょう。

このように、サブスクリプションのビジネスモデルを取り入れられそうな例は今後どんどん増えてくることが予想されます。ライフエスコートでは様々なサービスの可能性をサポートしておりますので、実際に御社の取り扱われている商品が対応可能か、精査のお手伝いも可能です。主力商品が年間にどれだけ購入されているかの調査・データ整理を行うことや、市場調査など、お力になれることもございます。ご相談だけでも結構ですのでお気軽にご連絡ください。

参考サイト:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%96%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%97%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E6%96%B9%E5%BC%8F
参考サイト:東京indie(https://tokyo-indie-band.com/2018/09/2018-1h-streaming-market.html)
参考サイト:サブスクリプションビジネス最新事例(https://www.robotpayment.co.jp/blog/6750/)

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